軽症の患者さんは、食事療法や運動療法で減量することで無呼吸の程度を軽くすることができます。
しかし、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、通常シーパップ(CPAP)療法といってマスクをつけた持続陽圧呼吸療法を行います。
これは、鼻よりマスクにて空気を送り、狭くなった上気道をおし広げることによって睡眠時の無呼吸とイビキを改善し、酸素不足を解消します。また、睡眠の質を向上させることができます。
睡眠時無呼吸症候群がまねく高血圧症や狭心症、心筋梗塞といった循環器の病気など、合併症を予防することもできるといわれています。